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駆けたカメラ Ⅲ

・・・ミノルタハイマチック 7S・・・

ミノルタから発売されていたレンジファインダーカメラです。
高校写真部で3年間付き合ってくれた「ミノルタハイマチック 7S」・・・アメリカの宇宙船に搭載されて初めて宇宙を撮影した日本のカメラで有名ですね。

本当は「ミノルタSRT 101」という当時のミノルタを代表する一眼レフのベストセラー機が欲しかったのですが、とても高価で高校生の私には手が出ず
中古のハイマチック 7Sを買いました。

しかしロッコールレンズの描写にはとても満足しており、学校祭に出展した作品はすべてこのカメラで撮影したものでした。
昼休みや放課後に暗室にこもって現像やプリントを繰り返し、あの酢酸の匂いがなんとも言えませんでしたね・・・

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レンズはロッコール45㎜f1.8の大口径レンズが搭載されており、被写界深度が浅くボケ感のある今流行りのゆるい写真を撮る事が出来ますね・・
ピントはファインダーの中の二重像を合わせる方式で、誰でも簡単にピントをとることができ、はずすことは殆どありませんでした。

露出は銅鏡にあるシャッターと絞りの、二つのリングを”A”マークに合わせるとフルオートで撮影できました・・・マニュアル撮影のときには
ファインダーの中の右側に表示されるEV値を、あらかじめ設定したシャッター速度のリングの窓にEV値を合わせるだけでOKというものでした。
もちろん現在のように露出補正ダイヤルなんて洒落たものはついていませんが、EV値を+-する事によって好みの露出補正が出来ますね。

ひとつだけ不満といえば、巻き上げレバーの巻き上げ角が大きいのと、シャッターボタンのストロークが恐ろしいほど大きいくらいですかね!!
いかにも昭和のレトロ感あふれるノスタルジックなデザインは、現代のカメラ女子にピッタリかもしれませんね・・・

もちろんこのカメラも完動品です!!

この後も続きます・・・












by jh8fht | 2017-03-17 06:42 | Comments(0)
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